マイホームに憧れなど持っていなかったわたくしが、まさか注文建築で家を建てるなどとは全く考えておりませんでしたし、想定もしておりませんでした。
実家の環境や家族の成長など、我が家を取り巻く環境が変化したこともあり、住宅購入を検討するようになりました。しかし、この時点で、土地を購入して、建築会社に注文建築を依頼するなどは想定しておりませんでした。
とある時、不動産会社から古屋付き土地物件が売りに出されたとの連絡がはいりました。この土地の立地は申し分ありませんでした。希望に近い土地でした。
唯一、陽当たりが若干悪いことが、この土地の問題でした。不動産会社からは、当初から古屋を解体して、この土地に注文建築で新居を建てることを勧めてきました。トータルで考え、この物件、実質的には土地を購入することになりました。
建築会社は指定されていましたので、この建築会社に発注しました。
この建築会社に対して、決定的な問題などはありませんでしたが、家の購入、まして建築会社での注文建築での住宅は、一生に一度のこと。今思えば、ここで不動産会社と交渉して、注文建築の発注先である建築会社について選定を行えばよかったと後悔しています。
建築した住宅は、間取りから我が家のライフスタイルにあわせましたので大きな問題や不満などはありませんが、細かいところで、あそこは、ああすればよかった、こうすればよかった、こうしたらどうなっていただろう、という思いも感じています。
作り手が変われば、考えも異なり、提案も異なると思います。この土地にどんな家を建てるか、この土地をどう活かすか、もっと色々吟味して発注先である建築会社を選定し、もっと素晴らしい新居をこの土地に建てられたと思ったりしています。
建築会社ごとに、色々な意見や考え方、プロの意見を参考に室内や部屋、設備や外装に至るまで、細かく、納得ゆくまで検討を重ねるべきでした。
また建築会社との信頼関係は重要だと思います。建築会社発注前にここを見定めるのは至難の技だと思いますが、だからこそ、自分自身で確かめて決めることをおすすしたいと思います。
ご自身の希望などは、安易に妥協することなく、納得するまで、何度でも話し合ったほうがいいと思います。